・主な出演者(括弧内は役名):パク・ボヨン(チョン・ダウン)、
トン・ゴユン(ヨン・ウジン)、チャン・ドンユン(ソン・ユチャン)
・おすすめ度:評価7(10点中)
・ロマンス度2★★☆☆☆ コミカル度3★★★☆☆
血・暴力度5★★★★★ 泣ける度2★★☆☆☆
・一言あらすじ:患者の気持ちに寄り添いすぎて仲間に疎まれ、内科か
ら精神科に異動してきた看護師のダウン。配属早々にいろいろやらかす
ダウンだったが、精神疾患を抱える患者たちを親身になって支えながら、
自らも周りの人々の助けを借りて日々成長していく。
・見どころ:心優しいダウンの入れ込みすぎるくらい入れ込むまっすぐ
な姿に惚れる男性二人。幼馴染と同僚の医師が繰り広げるダウン愛と恋
の行方が見逃せない。
看護師としての成長の裏でダウンがどれだけ心を打ちのめされては踏
ん張ってきたか。緊張の糸が切れた途端、深い谷底に突き落とされるダ
ウンが復活していく過程と手を差し伸べてくれる人々のあたたかさが心
を打つ。
・感想:かなり激しいシーンもありましたが、精神科というあまり題材
になっていなかった分野で、ダウンが失敗を繰り返しながら成長してい
く様は感動的でした。
パク・ボヨンのほんわかした雰囲気もかわいく、素敵。トン・ゴユン
のとぼけた魅力も全開で、悲惨な場面がありながらもほっと落ち着く存
在でした。
心の不調は脳に関係することも多く、長期的に服薬して安定させる必
要があるように思いますが、決して他人事ではなく、誰にでも起こり得
るもの。それだけに、孤独にならず、孤独にさせず、長い目で見守る必
要があるのでしょうね。頼りがいのある周囲のみんなの存在は尊い!
・主な出演者(括弧内は役名):チャニ(ルイス)、
フィヨン(ミン・シウ)、カン・ミナ(イ・ソリン)
・おすすめ度:評価6(10点中)
・ロマンス度2★★☆☆☆ コミカル度2★★☆☆☆
血・暴力度0☆☆☆☆☆ 泣ける度1★☆☆☆☆
・一言あらすじ:アイドルを夢見る女子高生のソリンは、世界的スーパ
ースター・ルイスの熱狂的ファン。しかし、幼馴染のシウとともにルイ
スのサイン会に行く途中で事故に遭い、夢を断念せざるを得なくなった。
あれから5年。アイドル事務所に勤めるソリンは、彼女に代わって男
性アイドルグループの一員となったシウをそばで支えていた。そこにシ
ウと共演するためルイスが来朝し、ソリンの目の前に現れる。もはやル
イスへのときめきを失っていたソリンだが、5年前、二人の間に奇跡と
もいえる出会いがあったことに彼女はまだ気付いていない。
・見どころ:スーパースターなのに子供っぽいナルシストのルイスと優
等生なのにアイドルになったシウ。性格の違う二人にタッグを組ませよ
うと事務所は四苦八苦するが、間を取り持ったのがソリンだった。
興味を失ったとはいえ推し活をしていたルイスと間近で接し、世話を
焼くソリン。子供じみた対応でソリンを困らせていたルイスだが、気が
付けば彼女の笑顔が目に焼き付いていた。ルイスとソリンが近くにいる
ことでやきもきしているシウ。高校時代からソリンに恋心を抱いていた
が、押しが弱く相手に気持ちが一向に伝わらない。ソリンを挟み、二人
のスターが恋のバトルを繰り広げる。憧れだったスターと幼馴染の間で
揺れるソリンは何を思うのか。
・感想:ルイスが駄々っ子でかっこいいとは思わなかったのですが、要
所要所でソリンを救い、彼女のハートをくすぐる演出はにくいですね。
シウは幼馴染の友情と恋の板挟みで辛い思いをしていてかわいそうでし
たが、ルイスに嫉妬する様は子供のようで、恋は人を純真にするのだと
感じました。
いわゆる三角関係ですが、恋の行方はどうなったのでしょうか。最後
の終わり方がやや微妙だったので、自らの夢を見つけて前を向くソリン
に恋はお預けというシナリオになったようにも思います。
・主な出演者(括弧内は役名):ロウン(チャン・シンユ)、
チョ・ボア(イ・ホンジョ)、ハ・ジユン(クォン・ジェギョン)、
ユラ(ユン・ナヨン)
・おすすめ度:評価7(10点中)
・ロマンス度4★★★★☆ コミカル度2★★☆☆☆
血・暴力度5★★★★★ 泣ける度2★★☆☆☆
・一言あらすじ:イケメン弁護士のシンユは家系の呪いといわれている
遺伝病を患い、血まみれの女性の手が頬を伝わる感覚を味わうたびに発
作を起こしていた。この呪いを解く鍵は、彼と前世で深い因縁をもつ公
務員のホンジョだった。
ホンジョは、仕事で出会ったシンユから、あなたが持ち主だと言われ
て手に入れた呪術書を読み、憧れていた先輩ジェギョンを振り向かせる
ため愛の水を作ったが、それをシンユが飲んでしまい大騒動。呪術のせ
いで好きでもないホンジョを慕うはめになったシンユと責任を取りたく
ないホンジョはやむなく接近し、呪術を解くために奔走する。二人は、
前世の深い縁が今生で実を結びつつあることをまだ知らない。
・見どころ:先祖代々の呪いを受け継ぐシンユが、呪いを解く鍵を握る
ホンジョに引き寄せられ、互いに抗いながらも心を寄せ合うようになる
ラブファンタジー。
350年前の前世の因縁が今生の二人に影響する過去と未来、ホンジ
ョのストーカーが起こす事件が、物語に複雑さをもたらす。
・感想:前世と今生が影響し合う設定は大好き。前世の二人の姿が素敵
で、これを舞台にした別のドラマが見たいとも思いました。ロウンがり
りしい。小さい頃からの身分違いの恋がどう発展するのか想像して楽し
んでいましたが、だんだん解き明かされる前世の状況を見て、二人の行
く末が心配になりました。
シンユが抗いながらも呪術によりホンジョを好きになっていく過程が
楽しく、クスッと笑えました。普段はかっこつけた弁護士なのに笑える
場面があり、こういうロウンもいいですね。他方で、チョ・ボアはかわ
いさはあるものの、ロウンの醸し出す雰囲気とちょっと合わないかなぁ
と思いました。なぜでしょうか。目が大きすぎるのか、見開きすぎるの
か・・・。その点だけちょっともったいないと思った作品でした。
・主な出演者(括弧内は役名):ペ・スジ(イ・ドゥナ)、
ヤン・セジョン(イ・ウォンジュン)
・おすすめ度:評価6(10点中)
・ロマンス度3★★★☆☆ コミカル度1★☆☆☆☆
血・暴力度0☆☆☆☆☆ 泣ける度2★★☆☆☆
・一言あらすじ:生真面目な大学生ウォンジュンが上京して、シェアハ
ウスでの共同生活を始めた。そこに待っていたのは、人気絶頂期に姿を
消したK-POPアイドルのドゥナだった。いつもどこか寂し気な表情で
たばこを吸うドゥナ。彼女に何があったのか。気にかけながらも彼女か
らのアプローチをかわすウォンジュンだったが、次第に二人の距離が近
付いていく。
・見どころ:捨てられることをおそれるドゥナと彼女が気になりながら
も心を開くことをおそれるウォンジュン。立場も考えも異なる二人が、
関わり合うことで少しずつ通じ合っていく。自分の本当の気持ちはなん
なのか。失って初めて気づく思いに胸が痛む。
・感想:久しぶりにペ・スジをみて、そのかわいさに心が躍りました。
ただ、たばこを吸うシーンは役作りには必要だったのかもしれませんが、
個人的にはあまり好きではなくてマイナス印象。
心に傷を負うドゥナですが、自分で自分を信じられなくなることで自
爆していったのかな。その心の隙間を埋める相手が必要だったのでしょ
うね。大学生のウォンジュンには荷が重い役目ですが、愛の力は大きい。
日々の起爆剤と生きる希望にもなります。こういうロマンスも素敵。
・主な出演者(括弧内は役名):イ・ドンウク(イ・ヨン)、
チョ・ボア(ナム・ジア)、キム・ボム(イ・ラン)
・おすすめ度:評価7(10点中)
・ロマンス度4★★★★☆ コミカル度2★★☆☆☆
血・暴力度5★★★★★ 泣ける度4★★★★☆
・一言あらすじ:ジア9歳の時、狐峠で交通事故に遭い、両親が忽然と
消えた。一人残されたジアはテレビ局のプロデューサーとなり、都市伝
説を追う番組を担当しながら両親の行方を捜していた。そんなある日の
こと、狐の毛を残して花嫁が忽然と消えた事件を取材していたジアは、
幼い頃に交通事故で彼女を助けてくれた九尾狐のヨンに出会う。ジアは
両親の手がかりを聞き出そうと必死でヨンを追う。ヨンは彼女を遠ざけ
つつも、600年間探し求めてきた死んだ恋人アウムに似たジアに心惹
かれていく。
会うべくして会った運命の相手。ジアの中に潜む邪悪なものと戦いな
がら、今生での新たな恋が始まる。
・見どころ:悠久の時を経て再び出会った人間と九尾狐の恋を中心に、
九尾狐と悪縁のオロチとの格闘を描いた作品。イ・ドンウクが、人間の
女性に恋をしたヨンをセクシー&ゴージャスに演じる。ときどき人間に
ない直球の言葉遣いと行動で笑いを誘うが、宿敵オロチとの対決シーン
ではハードアクションにハラハラドキドキ。腹違いのやんちゃな弟ラン
との兄弟愛に涙する。
・感想:トッケビの世界観に似ていましたが、ジアの中にいる邪悪なも
のと戦わなければならない点でひとひねりあり、複雑さとドキドキ感が
増しました。イ・ドンウクの人間離れした顔は九尾狐役にぴったり。お
互いを思いやるジアとヨンの気持ちが伝わり、穏やかな幸せを願わずに
はいられませんでした。